脳梗塞で高次脳機能障害
高次脳機能障害とは
高次脳機能障害とは、脳梗塞や事故による脳神経の損傷によって引き起こされる神経心理学的症状です。麻痺などの症状と違って、症状が目に見えないことが特徴です。主な症状としましては記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害の症状が現れます。
効果的なリハビリ方法
高次機能障害は症状に合わせて脳を働かせるリハビリが基本になります。
機能訓練
障害が生じている能力を訓練し、能力の改善と向上を行います。例えば、記憶訓練として数字や記号を覚える作業を行います。
代償手段獲得
保っている能力を有効活用できる方法を身に着ける。例えば、メモや日記をつけることで記憶の低下を補うなどを行う。
環境調整
患者が生活しやすい環境、周りの方との関わり方を検討、調整する。例えば、必要なものを置く定位置を決めて目印をつけるなどを行う。