くも膜下出血で半身マヒ
症状
くも膜下出血のように脳に障害を負った場合、目に見えない神経に異常を起こす為、後遺症の種類も様々になります。半身麻痺は身体の半身が麻痺して脱力したり、硬くなって動きずらくなる状態です。右脳は左半身、左脳は右半身と繋がっている為、左脳に出血が生じた場合は右半身に後遺症として麻痺が現れます。
効果的なリハビリ方法
半身麻痺のリハビリは、急性期リハビリテーション(発症直後から約2~3週間)、回復期リハビリテーション(発症から3~6ヵ月)、生活期リハビリテーション(発症後6か月以降)の3段階に分けられ、それぞれの段階に合わせた効果的なリハビリを行います。
急性期リハビリテーション(発症直後から約2~3週間)
手足の関節を動かす訓練
寝たままの状態が続くと麻痺した手足の関節が硬くなることや、麻痺していない側の筋力が衰えます。その為、ベットサイドでできる簡単なリハビリを中心に行います。
回復期リハビリテーション(発症から3~6ヵ月)
立ち上がり、歩行、機能、ADL訓練
急性期が終わり、病態や血圧が安定してきた頃に、日常生活で必要な動作が行えるように運動、高次脳機能を改善させるリハビリを行います。
生活期リハビリテーション(発症後6か月以降)
生活の中の日常動作
維持期とも呼ばれる生活期リハビリは、急性期と回復期のリハビリで改善したADL(日常生活に必要な機能)能力を維持する事が目的になります。