くも膜下出血で失認
症状
くも膜下出血の後遺症の一つで、失認という症状があります。失認とは、脳に正しい情報が取り込まれても、それを正しく認識することができなくなる症状です。失認は視覚失認、相貌失認、聴覚失認、半側身体失認の4種類に分けられます。
効果的なリハビリ方法
失認は症状に合わせて脳を働かせるリハビリが基本になります。
機能訓練
障害が生じている能力を訓練し、能力の改善、と向上を行います。例えば、記憶訓練として数字や記号を覚える作業を行います。
代償手段獲得
保っている能力を有効活用できる方法を身に着ける。例えば、メモや日記をつけることで記憶の低下を補うなどを行う。
環境調整
患者が生活しやすい環境、周りの方との関わり方を検討、調整する。例えば、必要なものを置く定位置を決めて目印をつけるなどを行う。